現在開業準備中!


by K2

目下開業準備中


紆余曲折ありまして、
パン屋を開業する運びとなりました。

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今見てみたらこのブログを始めたのが
2006年12月だそうです。
パン職人になるべく動き出して約9年半。
振り返ると、とにかく人との出会いに恵まれた準備期間であったと感じています。

そして実際に開業準備に取り掛かってみると、
一昔前に比べるとパン作りをする環境が飛躍的に発展したように思います。
小麦粉のバリエーションは数倍にも増え、
海外産小麦だけでなく国内産小麦も今では生産が追い付かないほど
人気になっているなど、10年前には考えもしませんでした。

また、製パン機器の選択肢も増え、
ハード系をメインに据えることも特例ではなくなっていて
開業する側にとってはありがたい限りです。

ですが一番ありがたいのは
一般消費者の方々がハード系に臆さず手を出してくださることです。
やはり買って持って帰って、各々の食べ方で召し上がっていただく。
この土壌ともいえる食習慣、環境が変化したことは
非常にうれしい話で、消費量が増えれば
原材料の量・質・幅の拡大につながり、
僕らはより質の良い、安全な原材料を使えるようになるので
職人の成長とモチベーションの向上に結び付きます。

そんなこんな中で開業できることを
とても幸せに思います。

またこの後も引き続きお付き合いいただければ幸いです。
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# by k_cafe0710 | 2016-06-13 06:28 | pain

贅沢


今より金銭的に余裕ができたなら、
家電や車より、服やケータイより、
ちょっとだけ良いものが食べられるようになりたい。

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今よりちょっとだけ良い水、
今よりちょっとだけ良い米、
今よりちょっとだけ良い野菜。

それが一つの商品で見ると10円20円の違いでも
長い目で見ると大きな違いになります。
また、一度ランクを上げたものに慣れてしまうと
もう以前のものは口に合わなくなるから不思議です。

特に日本では添加物や化学調味料を避けようとすると
途端にエンゲル係数(家計の消費支出に占める飲食費の割合)が跳ね上がります。

ダシの素や出汁パックを使った方が自分で鰹節と昆布を買ってきて出汁を引いた方が
何倍も原価が高いだなんておかしな話ではありますが
一度慣れてしまうともう手軽なものには戻れなくなります。
一度や二度ではなく一か月二か月続けてみるのがミソです(出汁の話だけに)


本帰国して一年が過ぎようとしていますが
日本の食品事情は深刻な状況であるという認識です。
それと同時に田舎では当たり前のことが
都会では贅沢になることがこんなにもあるのかと身に染みて感じています。
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# by k_cafe0710 | 2016-03-18 19:38 | TOKYO

人生美味しくなってきた


「年を重ねるにつれ、味覚は変化する」と聞きますが
おせち料理や酒の肴が美味しいと感じるようになる日が来るとは
十代の頃には信じられませんでした。

その味覚も変化と言うよりは、「次第に立体的に感じることができるようになる」
と言う表現が適切なように思います。
点から線、線から面へ。
五味が複合的に絡み合ったものを受け止められる。味わえる。
特に若い時には拒絶していた苦味を不快に感じなくなったことで
味覚は一層広がりを生み、
新たな次元へ踏み込むことができるようになるのだと思います。

二十代そこそこに「あれは美味い、これは不味い」などと
貧弱な味覚で決めつけていたことを、今ではとても恥ずかしく思っています。
そしてこれから四十代、五十代とこの味覚が深みを増してくるとしたら
こんなに楽しみなことはありません。
もちろん感覚ですから衰えもあるでしょうが
他の器官同様、鍛えれば成長し続ける可能性もあるでしょう。

また、コース料理や懐石料理での起承転結も
若輩者のかつての自分には気付けていないことの一つでした。
複数皿が順に出てくる料理には
音楽のように盛り上がりがあり、物語がある。
一皿一皿を点で捉えていては
それを作った方のもてなしを無碍にしているなどと
今にして思えば随分と無礼な食べ方をしてきたものだと反省至極です。

「人生美味しくなってきた」

美味しいものを美味しく頂くために
味覚を自分を研ぎ澄まし、精進していこうと心がける2016年の年明けです。
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# by k_cafe0710 | 2016-01-06 23:20 | mon avis