意外なガレット
2012年 01月 26日
1月はどこもソルドとガレットの話題が絶えません。
(写真奥に見えるブリオッシュのガレット。
フルーツのコンフィが高いのと作業効率が悪いので
当店では作るのをやめてしまいました・・・残念)
レジを打っているので
必然的にお客さんと会話するのですが
意外なことにガレットを「オーブンで温めなおしてから食べる」という方が少なくありません。
必要性を感じないので
僕は温めて食べたことがありませんが
どうやらフランジパンヌ(カスタードクリームとアーモンドクリームを合わせたもの)のガレットは
常温のままだとクリームに弾力があるので
温めた方がクリームがトロっとなって美味しいらしい。
当店のガレットはフランジパンヌではなくアーモンドクリームのみなので
常温でもクリームは固くなりませんし、
温め直すとパイ生地がふやけてしまい美味しくなくなるので
温め直さないようお客さんに一言添えています。
そうすると「えっ?そうなの?」とか
「じゃあなんだ、冷たいまま食えってのか?」など
初めて買っていただくお客さんの大半はこのようにおっしゃいます。
ガレットの意外な習慣。
もう一つは
ガレットセッシュというものがあるということ。
直訳すると乾いたガレット、つまりクリームの入っていないガレットのことらしいです。
そんなものをどう食べるのかと聞くと
「そのまま食べるんだよ、何も付けずに」と当たり前のように返される。
もちろんあまりメジャーなものではないので
どなたも1、2回食べたことがあるという程度らしいですが
本格的に仕事を始めて4年になりますが、初めて知りました。
しかし想像してみてもあまり美味しそうではない気がする・・・
むしろ何かパイ生地に加糖して+αしたら美味しいものが出来上がるかも。
まだまだ奥が深いガレットです。
by k_cafe0710
| 2012-01-26 08:31
| pain